トークンとは、Vault がトークンによって表される値と差し替える特定フォーマットのテキストのことです。${tokenName} のフォーマットを使用します。トークンは、ドキュメントフィールドに対してはフィールドの名前 (ラベルではなく) を使用します。例えば、ワークフロー通知で、${docName} は、ワークフローのドキュメントのドキュメント名の値を挿入します。

トークンを挿入するには

{...} アイコンが表示される場所ならどこでも、トークンが有効です。トークンを挿入するには:

  1. フィールドをクリックしてから、トークンアイコンをクリックして有効なトークンのリストを表示します。編集中のメッセージやフィールドのタイプによって、このリストは異なります。
  2. 必要に応じ、検索ボックスに単語を入力します。一致するトークンのみ表示するよう、リストが絞り込まれます。
  3. フィールドに挿入するトークンをクリックします。

利用可能なトークン

利用可能なトークンは、編集中のフィールドのタイプによって異なります。

メッセージ

  • ドキュメント詳細 (フィールド、バージョン、ドキュメント所有者のユーザ情報、ドキュメント情報ページへのリンク等)
  • ワークフロー詳細 (ワークフロー所有者とタスク所有者のユーザ情報、期日等)
  • Vault リンク (マイタスクページ、ログインページ等)
  • 一括アクション情報 (一括アクション用のデフォルトの様々なメッセージに使用)

ユーザアカウントメール

  • ユーザ詳細 (名前、ユーザ名等)
  • Vault リンク (マイタスクページ、ログインページ等)

ドキュメント番号形式

  • ドキュメント詳細の限られたセット (製品、国、施設、治験、作成月および作成年)
  • ドキュメントフィールドで参照されているオブジェクトのオブジェクトフィールド

ドキュメント名の形式

  • ドキュメントタイプ、サブタイプおよび分類
  • ドキュメント番号
  • ファイル名
  • 自動採番
  • ドキュメント番号形式に使用できるトークン (作成月および作成年を除く)

オーバーレイテンプレート

  • ドキュメント詳細 (フィールド、バージョン、ロール割り当て等)
  • 表示可能なレンディションの詳細 (総ページ数、ページ番号)
  • 現在ログインしているユーザのユーザ詳細
  • Vault がオーバーレイを適用した最初のダウンロードの詳細 (ダウンロード日時)

署名ページテンプレート

  • ヘッダーフッターフィールド: ドキュメント詳細 (フィールド、バージョン、ロール割り当て等)
  • 署名ブロックフィールド: 署名詳細 (署名者名、関連ワークフロー手順名、署名日、署名裁定等)

監査証跡エクスポート表紙

  • Valut の詳細 (Vault 名)
  • 監査およびエクスポートの詳細 (監査履歴の日付範囲、監査タイプ、エクスポート実施者、エクスポートの日時など)

Web アクション

  • ユーザに関する詳細 (メールアドレス、名前など)Web アクションとそのセッションを起動する
  • Vault に関する詳細 (ID、ドメインなど)
  • (ドキュメントアクション) ドキュメントの詳細 (フィールド、バーション、ロール割り当てなど)ドキュメントアクションのみ
  • (オブジェクトアクション) Web アクションがトリガされる特定のオブジェクトレコードのレコード ID
  • (オブジェクトアクション) オブジェクト名

Web アクション内でトークンは若干異なる形式を使用します。つまり、形式は接頭辞を含み、ドキュメントまたは Vault オブジェクトのどちらを参照するかを示します。ドキュメントアクション内のトークンは、フィールド名の接尾辞も含みます。例えば、${Document.name__v} および ${Document.campaign__c} です。

システム管理オブジェクトレコード名

トークンツールを使用すると、フィールドトークンを使用してオブジェクトレコード名を自動的に設定することができます。同じオブジェクトから、または送信関係を持つオブジェクトからフィールドトークンを選択することができます。同じオブジェクトには形式 {fieldname__v} を使用して、または送信関係には形式 {parent__cr.name__v} を使用して、値の式フィールドに名前式を入力することができます。現在 Vault は、テキスト数字および単一の値選択リストオブジェクトフィールドのトークンに対応しています。

送信者情報トークン

ドキュメントメッセージで、${senderFirstName} および ${senderLastName} トークンを使用して、コーディネータに関する情報を挿入することができます。ドキュメントにコーディネータが定義されていない場合、Vault はワークフロー所有者の情報で代用します。

オブジェクトのページレイアウトが関連オブジェクトセクションを表示するように設定されている場合、ユーザがこれらのセクションで選択できるアイテムを Criteria VQL でフィルタリングできます。

関連オブジェクトセクションの場合のみ、Criteria VQL は次の 2 つの固有の機能をサポートします:

{{IN_LAST (numberOfDays)}}
現在の日付と現在の日付より前の日数の間にある日付フィールドを指定します。例えば、created_date__v {{IN_LAST(7)}} は、過去 7 日間に作成されたオブジェクトレコードをクエリします。
{{IN_NEXT (numberOfDays)}}
現在の日付とその後の日数の間にある日付フィールドを指定します。例えば、expiration_date__c {{IN_NEXT(7)}} は、次の 7 日間で期限切れになるオブジェクトレコードをクエリします。

これらの関数は、動的トークンを含む条件 VQL ステートメントに含めることができないことに注意してください。