シングルサインオン (SSO) は、各アプリケーションに別々にログインしなくても、複数の認証済みアプリケーションにユーザがアクセスできるプロセスです。SSO により、組織は、Vault や他のアプリケーションで個別のユーザ認証情報を管理するのではなく、企業ユーザデータベース (アクティブ ディレクトリ等) に対してユーザ名やパスワードを認証できます。Vault では、一部ユーザが SSO を使用するよう構成設定され、他のユーザは従来のユーザ名とパスワードを使用するといったケースがあります。つまり、組織は社内ユーザには SSO を使用し、社外ユーザには使用しないよう設定できます。

Vault の SSO オプションの詳細は、シングルサイオン詳細シングルサインオンの構成およびシングルサイオン FAQ を参照してください。

利用規約

  • アイデンティティプロバイダ (IdP):ユーザ認証と承諾を担当するサービス
  • サービスプロバイダ (SP):IdP がユーザにアクセス権を付与する Vault などのアプリケーション

VeevaPharm では、従業員が Vault の他にも治験管理システムと IT チケットシステムにアクセスします。VeevaPharm では、従業員が各アプリケーションに別々にログインしなくてすむよう、SSO を使用します。VeevaPharm が SSO を使用する可能性のあるケースは二通りあります。

  • アイデンティティプロバイダ起点 SSO:トムは朝出勤すると、アイデンティティプロバイダのポータルから SSO が有効化されたアプリケーションにログインします。その後 Vault を開きますが、SSO システムによりすでにログインしているため、画面は迂回し、直接ホームタブに進みます。
  • サービスプロバイダ起点 SSO:トレーシーは出勤すると、直接 Vault を開きます。そこから、アイデンティティプロバイダのポータル経由でログインにリダイレクトされます。その後、Vault に再びリダイレクトされます。