各ドキュメントでフィールドにはドキュメントの分類および管理に役立つ、追加の詳細およびメタデータが格納されています。いくつかのフィールドは、(基本ドキュメントに適用することによって) すべてのドキュメントに適用され、他のフィールドは特定のドキュメントタイプ、サブタイプ、または分類に適用されます。

継承 & 共有フィールドについて

フィールドをドキュメントタイプに適用する際、すべての子タイプはこのフィールドを継承します。フィールドを完全に削除しなければ、継承されたフィールドを子ドキュメントタイプから削除できません。

フィールドは共有フィールドにもなり得ます。つまり、特定のドキュメントタイプのコンテキスト外にフィールドを定義すると、フィールドを様々なドキュメントタイプと共有できます。共有フィールドは、ドキュメントフィールドをすべてではなく一部の子タイプに適用する際に便利です。共有フィールドは、継承フィールドとは異なります。

フィールドタイプ

各ドキュメントフィールドには、格納できるデータのタイプを決定するフィールドタイプがあります。

テキスト
ユーザが入力する文字を、最大文字数まで保存します
テキスト (完全一致)
最大長さまで、ユーザが入力した文字をすべて保存します。通常のテキストフィールドとは異なり、大文字と小文字の区別があり、検索には完全一致が必要です。デフォルトでは、チェックサムなどのフィールドに使用されます。管理者は、このタイプで新しいフィールドを作成することはできません。
数値
最小値、最大値、および10進数を条件として、ユーザが入力する数字を保存します
日付
日付エレメントを含まない日付値を保存します
日時
日付値と UTC 時間値を保存します。標準の自動入力フィールド (作成日など) およびカスタムのユーザ定義フィールド (ドキュメントの期限となる「期限」日時など) が、このフィールドタイプを使用します。このフィールドに情報を入力する場合、ユーザの現在時刻が日付を選択した後で自動的に入力されます (時間帯に調整される)。これは、別の時間をフィールドに手動で入力することで変更できます。
はい/いいえ
TRUE/FALSE 値を保存します。これは「ブーリアン」フィールドとも呼ばれます。
選択リスト
構成された選択リスト値のリストから 1 つ以上の値を保存します。選択リストフィールドにより、ユーザはドロップダウンリストから値を選択できます。
URL
ウェブアドレスを保存します (http://www.google.com など)このフィールドには、「sva00463」といったローカルホスト名がついたウェブアドレスは使用できません。
オブジェクト
参照オブジェクト (製品など) の 1 つ以上の項目を保存します。オブジェクトフィールドでは選択リストから選択できます。
その他のフィールド値、組込み関数、および標準演算子から結果を計算する Excel のような式を保存します。
ルックアップ
このフィールドは、ドキュメントに既に関連付けられているオブジェクトレコードの属性を「ルックアップ」し、その値を読取り専用フィールドとしてドキュメントに取り込みます。

ドキュメントフィールドの場所リスト

ドキュメントフィールドページで、このパネルはドキュメントタイプを拡張してサブタイプおよび分類を表示したり、タイプごとにローカルに定義されたフィールド数を表示したりできます。ドキュメントタイプをクリックすると、関連するフィールドをメインパネルに表示します。共有フィールド項目は、Vault の共有フィールドを表示します。

ドキュメントフィールドリスト

ドキュメントフィールドページで、このパネルはフィールドとその基本詳細情報を表示します。ソート条件選択リストはこれらのフィールドをソートし、ローカルフィールドのみを表示/ローカルおよび継承フィールドを表示リンクが継承フィールドを表示または非表示にします。アイコンは各フィールドと共に表示され、フィールドが必須、無効、カスタム、標準、共有かどうか、またはセキュリティオーバーライドを含むかどうかを示します。

必須アイコン 必須セキュリティオーバーライドアイコン セキュリティオーバーライドがある
無効化アイコン 無効共有アイコン シェアード
カスタムアイコン カスタム標準フィールドアイコン 標準