タスクダイアログ表示オプションやユーザ決定オプションなど、ユーザにオプションを提供するワークフロータスクを構成する方法についてご確認ください。注: この記事ではワークフロータスクについて言及します。Vault には、計画外の作業を追跡するためのユーザタスクオブジェクトも含まれています。ユーザタスクの詳細情報については、ユーザタスクでの作業をご確認ください。

スタンドアロン構成物としてのワークフロータスク

ワークフロータスクには 2 つの目的があります。タスクをユーザに割り当てることと、タスクの完了時にユーザからのフィードバックを集めることです。ユーザがフィードバック (裁定、処分など)を追加することなくタスクを完了させるように表示したい場合、ワークフローにはユーザ主導決定を使わずにワークフロータスクを使用する方がよいでしょう。さらに、この場合には「裁定をプロンプト表示する」は選択しないでください。

同様に、裁定や処分の取得を目的として複数のユーザにタスクを送信する可能性があり、ドキュメントの次の手順の最終決定はワークフロー開始者かコーディネータロールに割り当てられている一部のユーザに任せられている場合もあります。このような場合、複数ユーザのワークフロータスクは「裁定にプロンプトを表示」オプションを有効にして裁定を定義した状態で使用する必要がありますが、次の手順では結果の決定に単一ユーザのワークフロータスクを使用します。

ユーザ主導決定があるワークフロータスク

ユーザ主導決定は、決定に先行するワークフロータスクが単一ユーザワークフロータスクである場合にのみ使用できます。ユーザ主導決定では、ユーザの裁定によってワークフローのパスが決定されていきます。これはワークフロー内の分岐とみなされる場合もあります。現在、Vault では分岐は 1 人のユーザの入力のみに基づいて行われ、複数のユーザからの入力の評価を行ってワークフローの処理を決定することはできません。