Vault 設定レポートでは、Vault に関して、構成移行パッケージのコンポーネントコンポーネント以外のタイプ、コンポーネントが使用する参照データなどの設定に関する情報を含む Microsoft Excel™ レポートを生成できます。この機能は、設定プロジェクトの開始前後に Vault の設定を追跡/文書化する際に役立ちます。

Vault 設定レポートの作成

レポートを生成するには

Vault 設定レポートを生成するには:

  1. 管理者 > 展開 > Vault 設定レポートに進みます。
  2. コンポーネントタイプセクションで、含めるコンポーネントを選択します。
  3. オブジェクトデータセクションで、含めるオブジェクトデータタイプを選択します。
  4. 任意の作業: Vault の設定をレポートに含めたくない場合は、Vault 設定含めるチェックボックスの選択を解除します。
  5. 任意の作業: ドキュメントとバインダーテンプレートをレポートに含めたくない場合は、ドキュメントおよびバインダーテンプレート含めるチェックボックスの選択を解除します。
  6. 任意の作業: 無効なコンポーネントとサブコンポーネントをレポートに含めたい場合は、**無効なコンポーネント**の含めるチェックボックスを選択します。
  7. 任意の作業: 空の結果無効化のチェックボックスを選択して、ヘッダー行のみのタブをレポートから除外します。
  8. 任意の作業: 前回以降に変更されたコンポーネントを含むフィールドで、指定された日付移行に変更されたコンポーネントとサブコンポーネントのみを含むように日付を入力します。このオプションはコンポーネント以外のタイプには適応されません。
  9. 出力形式を選択します。Vault が現在サポートしているのは、Excel (書式設定マクロが有効化された XLSM) と Excel (XLSX) 出力形式です。
  10. 生成をクリックします。このプロセスにはしばらくかかる場合があります。完了したら、レポートの ZIP ファイルをダウンロードするリンクが記載されたシステムメッセージが送信されます。Vault でコンポーネントや設定上の問題が生じた場合、通知には CSV ファイルでエラーログをダウンロードできるリンクも記載されます。保留中のコンポーネント更新がある場合、Vault はレポートリクエストをキューに配置して通知を送信します。コンポーネント更新処理が完了すると、Vault はレポートを生成して再び通知を送信します。

目次

Vault 設定レポートには、レポートの特定のコンポーネントと項目に対応するリンク、各コンポーネントの総数、コンポーネントタイプの最終変更日を含むコンテンツに関する表が含まれます。

アトミックセキュリティ

アトミックセキュリティがライフサイクル状態で設定されていないシナリオでは、Vault 設定レポートにデフォルトの動作は表示されません。

オブジェクトのデフォルトの状態動作は次のとおりです。

  • フィールド: 編集
  • 管理: 読み取り
  • アクション: 実行
  • 有効なワークフローアクション: 実行
  • 関連ドキュメント: 編集

ドキュメントのデフォルトの状態動作は次のとおりです。

  • ユーザアクション: 実行
  • 有効なワークフローアクション: 実行

追加メモ

  • Vault 設定レポートにはシステム管理オブジェクトは含まれません。
  • 有効化されたことがないドキュメントワークフローは、無効なコンポーネントを含むのチェックボックスが選択されていても Vault 設定レポートに表示されません。ドキュメントワークフローが有効化されたら、現在の編集ステータスに関係なく、Vault 設定レポートに常に表示されます。
  • レポートに含めるオブジェクトデータを選択すると、Vault はこのセクションに個別の Excel™ ワークブックを作成します。
  • レポートジョブのステータスはジョブステータスのページで確認することができます。
  • Vault 設定またはサブコンポーネントの件数または最終変更日は目次には含まれません。
  • 無効なコンポーネントを含むを選択し、無効なドキュメントライフサイクルロールをレポートに含めると、たとえ無効なロールに対して定義されていてもデフォルトルールとオーバーライドルールをレポートで取得することはできません。

コンポーネントタイプ

Vault 設定レポートがサポートする構成要素の一覧はコンポーネントタイプをご確認ください。

コンポーネント以外のタイプ

設定レポートに Vault 設定、ドキュメントバインダーおよびテンプレート、ドキュメントライフサイクルデフォルトルールおよびオーバーライドルールが含まれていても、これらはコンポーネント以外のタイプのため、移行パッケージに含めることはできません。

Vault 所有者システム管理者の標準セキュリティプロファイルを持つユーザには、Vault 設定レポートを使用するために必要な権限があります。組織がカスタムセキュリティプロファイルを使用している場合、以下の権限が含まれていることを確認してください:

タイプ権限ラベル制御
セキュリティプロファイル管理者: 展開: 環境: Vault 設定レポートVault 設定レポート機能にアクセスする権限。
セキュリティプロファイルオブジェクト: Vault コンポーネント: 読み取りVault 設定レポートにコンポーネントレコードを入力する権限。
セキュリティプロファイルアプリケーション: API: Metadata APIVault 設定レポートにオブジェクトデータを入力する権限。