Veeva Web2PDF を使用すると、レビュー用にウェブサイトの PDF を簡単に作成することができます。ドキュメントライフサイクル状態のユーザアクションを使用して、Web2PDF はウェブサイトの PDF を添付したメールをユーザに送信することができます。そのためには以下を行う必要があります:
- Web2PDF で使用するドキュメントタイプに、ステージング用 URL、ウェブサイト保護ユーザ名、ウェブサイト保護パスワード、メンバーエリアユーザ名、およびメンバーエリアパスワードのドキュメントフィールドが存在することを確認します。
- Web2PDF の Web アクションを作成します。
- ユーザが Web アクションをトリガーできるようにユーザアクションを作成します。
ドキュメントフィールドの確認
Vault で Veeva Web2PDF を使用する前に、Web2PDF を使用したいドキュメントタイプ (販促資材 > ウェブ) には以下のフィールドがある必要があります。ない場合は、新規ドキュメントフィールドを作成する必要があります。
- ステージング用 URL または相当するフィールド; これは Web2PDF が変換するサイトのウェブアドレスを定義します。Web アクションの URL には、ウェブアドレスを取り込むためのこのフィールドのトークンが含まれます。
- 任意の作業: ウェブサイト保護ユーザ名およびウェブサイト保護パスワードフィールド。これらのフィールドは、変換するウェブサイトのいずれかがサイトのロード前にログイン認証情報を必要とする場合に必要です。これらのフィールドを作成する必要がある場合、以下の設定を使用します:
- ウェブサイト保護ユーザ名: タイプ = テキスト、最大文字数 = 255
- ウェブサイト保護パスワード: タイプ = テキスト、最大文字数 = 100
- 任意の作業: メンバーエリアユーザ名フィールドとメンバーエリアパスワードフィールド。これらのフィールドは、変換するウェブサイトのいずれかに特定の領域を保護するログインページがある場合に必要です。これらのフィールドを作成する必要がある場合、以下の設定を使用します:
- メンバーエリアユーザ名: タイプ = テキスト、最大文字数 = 255
- メンバーエリアパスワード: タイプ = テキスト、最大文字数 = 100
- 任意の作業: デバイスおよび方向フィールド; これらのフィールドを使用して、PDF を生成したいデバイスと方向を指定することができます。これらのフィールドを作成する必要がある場合、以下の設定を使用します:
- デバイス: タイプ = 選択リスト
- 方向: タイプ = 選択リスト
これらの選択リストを作成する必要がある場合があります。選択リストを作成する際には以下の値を使用します:
- デバイス: デスクトップ、スマートフォン、タブレット
- 方向: 縦方向、横方向
メモ
- Web アクション URL には
${User.email__v}
が含まれます。このトークンは、Web2PDF アクションをトリガーするユーザのメールアドレスを指します。ドキュメントフィールドではありません。 - ユーザが複数デバイスの PDF を生成できるように、デバイス選択リストのドキュメントフィールドを複数選択に設定することをお勧めします。
Web アクション
注: V14 後に作成された PromoMats Vaults には、デフォルトで Web2PDF Web アクションがあります。
ユーザアクションを構成する前に、Web2PDF Web アクションを作成する必要があります。以下に、Web アクションに必要な情報を示します。
- ドキュメント
- フィールド: タイプ
- この Web アクションはドキュメントでのみ機能します。
https://www.veevaweb2pdf.com/crawl/crawlStartGet?url=${Document.staging_url__vs}&emailTo=${User.email__v}
- フィールド: URL
- いずれのウェブサイトでもログイン認証情報が不要な場合にこの URL を使用します。
Document.staging_url__vs
は、Web2PDF が変換するウェブサイトの URL を定義し、emailTo はこのアクションを起動したユーザのメールアドレスを指します。 https://www.veevaweb2pdf.com/crawl/crawlStartGet?url=${Document.staging_url__vs}&emailTo=${User.email__v}&username=${Document.staging_username__c}&password=${Document.staging_password__c}
- フィールド: URL
Document.staging_username__c
とDocument.staging_password__c
トークンがキャプチャされたウェブサイトのいずれかにログイン認証情報が必要な場合はこの URL を使用します。https://www.veevaweb2pdf.com/crawl/crawlStartGet?url=${Document.staging_url__vs}&emailTo=${User.email__v}&device=${Document.device__c}&orientation=${Document.orientation__c}
- フィールド: URL
- ウェブサイトでログイン認証情報が必要ない場合はこの URL を使用しますが、ウェブサイトを変換する際には Web2PDF にデバイス (
Document.device__c
) と方向 (Document.orientation__c
) を指定して使用してください。 https://www.veevaweb2pdf.com/crawl/crawlStartGet?url=${Document.staging_url__vs}&emailTo=${User.email__v}&memberUsername=${Document.members_area_username__c}&memberPassword=${Document.members_area_password__c}
- フィールド: URL
Document.staging_username__c
とDocument.staging_password__c
トークンがキャプチャされたウェブサイトのいずれかにメンバー専用領域の認証情報が必要な場合はこの URL を使用します。https://www.veevaweb2pdf.com/crawl/crawlStartGeturl=${Document.staging_url__vs}&emailTo=${User.email__v}&username=${Document.staging_username__c}&password=${Document.staging_password__c}&device=${Document.device__c}&orientation=${Document.orientation__c}
- フィールド: URL
- ウェブサイトでログイン認証情報が必要な場合はこの URL を使用し、ウェブサイトを変換する際には Web2PDF にデバイス (
Document.device__c
) と方向 (Document.orientation__c
) を指定して使用してください。 https://www.veevaweb2pdf.com/crawl/crawlStartGet?url=${Document.staging_url__vs}&emailTo=${User.email__v}&username=${Document.staging_username__c}&password=${Document.staging_password__c}}&memberUsername=${Document.members_area_username__c}&memberPassword=${Document.members_area_password__c}&device=${Document.device__c}&orientation=${Document.orientation__c}
- フィールド: URL
- ウェブサイトでパスワード保護とメンバー専用領域が必要な場合はこの URL を使用し、ウェブサイトを変換する際には Web2PDF にデバイス (
Document.device__c
) と方向 (Document.orientation__c
) を指定して使用してください。 https://www.veevaweb2pdf.com/crawl/crawlStartGet?url=${Document.staging_url_c}&emailTo=${User.emailv}&device=${Document.staging_devicec}&pageVisitedLimit=1&orientation=${Document.staging_orientation_c}
- フィールド: URL
- Web2PDF でウェブサイトのステージング用 URL のランディングページ (
pageVisitedLimit = 1
) のみを変換する場合は、この URL を使用してください。
メモ
Veeva Web2PDF は、デフォルトで TruWeb 3 エンジンを使用します。これが推奨エンジンです。このエンジンで問題が発生した場合は、ステージング用 URL の末尾に &engine=2
を追加して v2 エンジンを使用できます。
ユーザアクション
Web2PDF Web アクションと 1 つ以上のユーザアクションを、PDF フォームを生成したいドキュメントライフサイクルのいずれの状態にも追加することができます。URL を含むウェブサイトであるドキュメントにのみ表示されるように、ユーザアクションを条件付きにすることが推奨されます。
- ステージング用 URL は空欄ではありません。
- ドキュメントタイプは [Web2PDF で使用する予定のドキュメントタイプ] に等しいです。。例えば、ドキュメントタイプは販促資材 > ウェブに等しいです。