選択リストにより、ユーザは様々な事前定義オプションからフィールドの値を選択できます。リストが、オプションの固定セットである場合や (例: 月)、別のフィールドの選択値に基づいて変化する必要がある場合があります (例: 地域として「北米」を選択した後に表示される国のリスト)。依存性選択リストにより、選択リストがその他のフィールド値に基づいて利用可能な値のサブセットを表示するよう構成できます。オブジェクトの依存性選択リストを設定することもできます。

依存性選択リストは有効な構成オプションであるため、メンテナンスを簡単に行えるよう、設計段階において綿密な計画を立てる必要があります。実行後、このオプションはより簡単かつユーザに一貫性のある方法で、フィールドエントリを行うことができます。

依存性選択リスト構成について

すべての利用可能な値を含めることで、その他の選択リストと同様に、依存性選択リストを最初に構成できます。次に、特定の値がフィールド依存性領域から利用可能な場合を定義するルールを設定できます。

依存性選択リストのリールは、その他の依存性フィールドと同様の方法で構成できますが、ルールのアクションパートを定義する際、非表示や必須などの機能の代わりに一連の選択リスト値を指定することができます。依存性フィールドとは異なり、1 つ以上のフィールドおよびルールは選択リスト値を管理できます。1 つ以上のルール条件を満たす場合、Vault は選択リストのこれらのルールからすべての値 (「結合」) を表示します。

依存性選択リストルールへのアクセス

管理者 > 設定 > フィールド依存性から選択リスト依存性ルールを管理できます。このページは、選択リストフィールドを含み、Vault に定義されたすべての依存性ルールを一覧します。条件列は制御フィールドを表示し、アクション列は関連するすべての関連するアクションを表示します。選択リストルールは、アクション列のフィールドの前に「選択リスト」を表示します。

すべてのフィールド依存性をエクスポートしてオフラインで詳細をソートするには、このページから Excel にエクスポートをクリックします。

依存性を管理するには、フィールド依存性権限があるセsキュリティプロファイルが必要です。

依存性選択リスト条件の追加

ルール (条件) の制御パートは、通常の依存性フィールドの場合、同様の方法で設定します。

制御フィールドルールを定義した後、選択リストを定義します:

  1. ルールタイプに選択リストを選択します。
  2. 管理する選択リストを選択します。選択リストが必須でなく、またはこのルールの制御フィールドとして使用されていない場合、このリストには、選択したドキュメントタイプで利用可能なすべての選択リストが含まれます。
  3. フィールドをクリックして、選択リストに定義されたすべての値のリストから選択して、選択リストに表示する値を指定します。表示する項目は何個でも選択できます。
  4. ルールの右側にある + アイコンをクリックして、その他の依存性フィールドまたは選択リストを追加します。1 つ以上のアクションが一覧されている場合、 アイコンをクリックするとアクションを削除できます。
  5. 終わったら、保存をクリックします。ルールは保存後すぐに有効になります。

制御フィールドとしての複数選択可の選択リスト

制御フィールドに同じ複数選択可の選択リストを使って、複数の依存性選択リストルールを作成できます。以下の例では、オーディエンス選択リストがブランディング選択リストを管理しています。

ユーザが制御選択リストに 2 つの値を選択し、それぞれの値に構成された依存性ルールがある場合、依存性選択リストは両方のルールに利用可能な値を表示します。以下の図は、上記の例に関する機能を表しています。

依存性選択リストルールの維持

既存ルールを更新するには、フィールド依存性ページからルールをクリックします。制御フィールドに関連する値を更新し、関連するアクションを変更できます。すべてのルール更新は、保存後すぐに有効になります。

ルールが使用される場所の表示

Vault に多くのフィールド依存性がある場合、すべてのルールの「全体像」表示を取得し、相互作用を確認することが重要です。フィールド依存性ページのルール表示に加えて、フィールド詳細ページはフィールドが制御フィールドまたは依存性フィールドの場合のすべてのルールを表示します。管理者 > 設定 > ドキュメントフィールドに進み、フィールド詳細ページを開きます。

アクションのルール

ルールを定義した後、ドキュメント情報ページのフィールドの表示および機能、およびワークフロー開始ダイアログを管理します。