Vault Loader を使うと、お使いの Vault でドキュメント関係の一括作成と一括削除が行えます。標準関係タイプの作成または削除はできません。標準関係タイプの例には、根拠、オリジナルソース、および添付ファイルなどがあります。
ドキュメント関係を読み込むには
ドキュメント関係を読み込む前に、フィールドの名前と値を含む CSV 入力ファイルを準備します。
ドキュメント関係を作成または更新するには:
- ローダタブの左側のパネルで、読み込みをクリックします。
- CSV ファイルで選択をクリックし、CSV 入力ファイルを選択します。
- オブジェクトタイプ選択リストで、ドキュメント関係を選択します。
- アクションタイプ選択リストで、作成または削除を選択します。
- 読み込みの開始をクリックします。
リクエストを処理する前に、Vault が選択された CSV ファイルの検証を実行します。ファイルが有効な場合、Vault がリクエストの処理を開始します。終了すると、Vault 通知とメール (リクエスト詳細および CSV 出力ファイルが添付された) が送信されます。
CSV 入力ファイルの準備
CSV に含めるフィールドは作成または削除アクションの影響を受けます。どこから開始するかわからない場合は、下の CSV 入力の例をご覧ください。
列の見出し | 値の例 | メモ |
ID | 23 | ドキュメント関係の ID。これは関係を削除するために必要です。 |
source_doc_id__v | 17 | ソースとターゲットドキュメントの間のドキュメント関係の作成に必要です。 |
source_major_version__v | 2 | ソースドキュメントのメジャーバージョン番号。これは、ターゲットドキュメントがソースドキュメントの特定のバージョンにバインドしている場合にのみ適用されます。 |
source_minor_version__v | 1 | ソースドキュメントのマイナーバージョン番号。これは、ターゲットドキュメントがソースドキュメントの特定のバージョンにバインドしている場合にのみ適用されます。 |
target_doc_id__v | 22 | ソースドキュメントにバインドしているターゲットドキュメントのドキュメント ID フィールド。これはソースとターゲットドキュメントの間のドキュメント関係の作成に必要です。 |
target_major_version__v | 1 | ターゲットドキュメントのメジャーバージョン番号。これは、ソースドキュメントがターゲットドキュメントの特定のバージョンにバインドしている場合にのみ適用されます。 |
target_minor_version__v | 3 | ターゲットドキュメントのマイナーバージョン番号。これは、ソースドキュメントがターゲットドキュメントの特定のバージョンにバインドしている場合にのみ適用されます。 |
relationship_type__v | supporting_documents__c | 関係タイプ (関連文書 (サポート文書)、関連請求、関連資料など)。このアクションはカスタム関係のみをサポートします。 |
注: ドキュメント関係を作成する場合、source_doc_id__v
および target_doc_id__v
フィールドの代わりに source__vr.external_id__v
および target__vr.external_id__v
フィールドを使用することができます。
サポートされている関係タイプ
このアクションは、以下のカスタム関係タイプをサポートします:
- クレーム
- コンポーネント
- ライセンスファイル
- 患者ラベル
- 製品ラベル
- 関連ドキュメント
- 関連資料
- 関連文書 (サポート文書)
組織は、Veeva サービスと連携し、お使いの Vault に追加でカスタム関係タイプを作成している場合があります。
ファイルバリデーション
ドキュメント関係を作成または更新する Vault ローダジョブを開始する前に、Vault は選択されている CSV ファイルが特定の基準を満たしていることを確認します:
- 空でない
- 空の列を含まない
- 有効なヘッダー行を含む (無効なヘッダー行とは、読み込んだレコードのメタデータに一致する列がないものです。)
ファイルが有効でない場合、Vault にシステムメッセージが表示され、処理が停止して、新しい CSV ファイルを選択することができます。Vault のメタデータと一致しないヘッダー列がある場合、システムメッセージによりユーザが読み込みを停止したり、これらの列を無視して先に進んだりできるようになります。