任意の受信メールアドレスに設定されたメールプロセッサに応じて、Vault はメール受信後にさまざまなアクションを実行します。

メールプロセッサは、設定された受信メールアドレスに送信されたメールを受け取り、Vault で使用可能なコンテンツに変換します。例えば、付属のメールからドキュメントを作成するプロセッサはメールをドキュメントにし変換し、添付ファイルをドキュメント添付ファイルとして保存します。

Vault の設定に応じて、さまざまなメールプロセッサを使用することができます。MedComms や Clinical Operations など、特定のアプリケーションに紐づけられるものもあります。組織向けにカスタムプロセッサ

標準メールプロセッサ

メールからドキュメントを作成

メールからドキュメントを作成プロセッサは、受信メールを未分類の Vault ドキュメントに変換します。

  • EML (.eml) ファイルはソースドキュメントになります。
  • 未分類のドキュメントタイプ (undefined__v) が添付ファイルを使用できるよう設定されている場合、メールの添付ファイルはドキュメント添付ファイルとして元の形式で保存されます。
  • 作成するドキュメントごとに、Vault は、ドキュメントとメールレコードを参照するメール済みドキュメントレコードも作成します。
  • Vault の未分類ドキュメントタイプがカスタム命名形式を使用している場合でも、ドキュメント名は常にメール件名 (最大 100 文字) に設定されます。
  • ドキュメントを作成するために既に使用されているメールチェーンの一部であるメールは、プロセッサによって無視されます。このシナリオで新規ドキュメントを作成するには、To または CC に住所を含める代わりに、メールを転送することができます。

アプリケーションメールプロセッサ

  • 医師からの問い合わせの自動メール受信 (MedComms): 医療従事者からのメールを受領し、新規問合せを作成するか、既存レコードに追加します。
  • メールからの受信トレイアイテムの作成(安全性): Vault に送信されたメールを受信してマニュアルで取り込むための新しい受信トレイアイテムを作成します。
  • 治験連絡用メール(臨床操作): Vault に送信されたメールからコンテンツを抽出し、送信者のドキュメント受信トレイに未分類のドキュメントを作成します。