オブジェクトページレイアウトは、オブジェクトレコード詳細ページに表示される情報を管理します。レイアウトは、作成、編集またはビューモードで適用されます。複数のオブジェクトタイプを含むオブジェクトは、タイプごとに異なるレイアウトを使用できます。

ページレイアウトにはデフォルトで、オブジェクトレコードフィールド、添付ファイル、共有設定のセクションが含まれます。関連オブジェクトレコードと関連ドキュメントを表示できるようにレイアウトを設定することで、レコード詳細ページが中心になり、関連情報の参照、作成、編集ができるようになります。

オブジェクトタイプのページレイアウトを作成するには

新規オブジェクトページレイアウトを作成するには:

  1. 管理者 > コンテンツ設定 > オブジェクト > [オブジェクト] に移動します。
  2. ページレイアウトタブに進みます。
  3. 作成をクリックしてページレイアウトの追加ウィンドウを開きます。
  4. ページレイアウトの追加ウィンドウでオブジェクトタイプを選択します。
  5. 任意の作業: デフォルト値からページレイアウトラベルを変更します。
  6. 任意の作業: デフォルト値からページレイアウト名を変更します。
  7. 作成をクリックしてページレイアウトエディタを開きます。
  8. 保存をクリックします。

ページレイアウトにアクセスする方法

オブジェクトのページレイアウトを開いて編集するには、管理者 > コンテンツ設定 > オブジェクトに進み、オブジェクトをクリックします。ページレイアウトタブで、オブジェクトページレイアウトをクリックして開きます。

オブジェクトレコードページ内からでもページを開くことができます。アクションメニューで、ページレイアウトの設定を選択します。独自のページレイアウトを持つオブジェクトタイプに属するレコードを表示している場合、そのオブジェクトタイプのレイアウトが表示されます。

セクション

各ページレイアウトには最大 20 セクションを設定することができます。新たに追加されたセクションは、ページの最下部に自動的に配置されますが、セクションを再配置することができます。

詳細フォームを追加するには

詳細フォームセクションを追加するには:

  1. オブジェクトページエディタで、セクションの追加をクリックします。
  2. 詳細フォームを選択します。
  3. セクションラベルセクション名を入力します。ユーザにはラベルしか表示されません。
  4. セクションレイアウト: 詳細フォーム – 1 列または詳細フォーム – 2 列を選択します。
  5. 任意の作業: これらのライフサイクル状態にのみセクションを表示するフィールドで、1 つまたは複数のライフサイクル状態を選択します。このオプションは、ライフサイクルを使用するオブジェクトにのみ表示されます。
  6. 任意の作業: 指示テキストまたは情報テキストをセクションヘルプとして追加します。ユーザがオブジェクトレコードページを表示する際、セクションの見出しにある? アイコンをクリックするとこの情報を表示できます。
  7. 完了をクリックします。

関連オブジェクトレコードを表示するセクションを追加するには:

  1. オブジェクトページエディタで、セクションを追加をクリックして関連オブジェクトを選択します。
  2. ダイアログで、Vault の関連オブジェクトを選択します。
  3. セクションラベルセクション名を入力します。ユーザにはラベルしか表示されません。
  4. 任意の作業: これらのライフサイクル状態にのみセクションを表示するフィールドで、1 つまたは複数のライフサイクル状態を選択します。
  5. 作成オプションを設定する: レコードの作成防止オプションを使用してユーザが新規オブジェクトレコードを作成できないようにするか、新規ページまたはポップアップダイアログで新規レコードの作成をユーザに許可することができます。
  6. 任意の作業: 説明テキストまたは情報テキストをセクションヘルプとして追加します。ユーザがオブジェクトレコードページを表示する際、セクションの見出しにある? アイコンをクリックするとこの情報を表示できます。
  7. 任意の作業: 条件 VQL を追加して、VQL タイプ式を使用してユーザが表示および追加できるオブジェクトを制限します。トークンヘルパーアイコンを使用して、式に追加する関係とフィールドキーを検索することができます。バリデーションをクリックして、条件 VQL 構文が有効かどうかを確認します。作成時に適用チェックボックスを設定している場合、ユーザが新規レコードを作成する際に Vault は条件 VQL をデフォルトとして適用します。
  8. 完了をクリックします。

関連ドキュメントを表示するセクションを追加するには:

  1. オブジェクトページエディタで、セクションの追加をクリックします。
  2. 関連ドキュメントを選択します。
  3. 参照ドキュメントフィールドを選択します。これは、1 つ以上のドキュメントタイプで設定されたオブジェクトフィールドである必要があります。
  4. セクションラベルセクション名を入力します。ユーザにはラベルしか表示されません。
  5. 任意の作業: これらのライフサイクル状態にのみセクションを表示するフィールドで、1 つまたは複数のライフサイクル状態を選択します。
  6. 任意の作業: 説明テキストまたは情報テキストをセクションヘルプとして追加します。ユーザがオブジェクトレコードページを表示する際、セクションの見出しにある? アイコンをクリックするとこの情報を表示できます。
  7. 任意の作業: ドキュメント追加を防ぐチェックボックスを設定して、ユーザが新規ドキュメントを追加しないようにします。この設定を有効化するとアトミックセキュリティ設定およびユーザ権限を上書きします。
  8. 任意の作業: 条件 VQL を適用して、ユーザが VQL タイプ式を使用して追加できるドキュメントを制限します。トークンヘルパーアイコンを使用して、式に追加する関係とフィールドキーを検索することができます。バリデーションをクリックして、条件 VQL 構文が有効かどうかを確認します。
  9. 完了をクリックします。

テキストセクションを追加する方法

オブジェクトに 1 つ以上のロングテキストまたはリッチテキストフィールドが含まれている場合、これらのフィールドをテキストセクションとしてオブジェクトのページレイアウトに追加できます。フィールドを表示するセクションを追加するには:

  • オブジェクトページエディタで、セクションの追加をクリックします。
  • テキストを選択します。
  • セクションラベルセクション名を入力します。これらのフィールドはユーザには表示されません。
  • ロングテキスト/リッチテキストフィールドを選択します。
  • 任意の作業: これらのライフサイクル状態にのみセクションを表示するフィールドで、1 つまたは複数のライフサイクル状態を選択します。このオプションは、ライフサイクルを使用するオブジェクトにのみ表示されます。
  • 任意の作業: 指示テキストまたは情報テキストをセクションヘルプとして追加します。ユーザがオブジェクトレコードページを表示する際、セクションの見出しにある? アイコンをクリックするとこの情報を表示できます。
  • 完了をクリックします。

テキストオプションは、ロングテキストまたはリッチテキストフィールドがあるオブジェクトのセクションを追加ドロップダウンメニューのみに表示されます。

ウェブセクションについて

ウェブセクションを使用して、組織レコードに関する住所のマップ位置など外部ウェブコンテンツを表示できます。この際、MDL 経由でウェブセクションのみオブジェクトページレイアウトに追加できます。ページレイアウトにウェブセクションが含まれている場合、ページレイアウトエディタに表示してページ上の別の位置に移動できますが、その他の変更を行うことはできません。詳細は開発者ポータルでのウェブセクション追加を参照するか、サポートが必要な場合は Veeva サービスにお問合せください。

モニタリング報告書の質問セクション (CTMS)

モニタリング報告書の質問セクションタイプは、CTMS アプリケーション Vault のモニタリングイベントオブジェクトでのみ使用できます。モニタリング報告の質問を表示するためのセクションの追加に関する詳細は、モニタリング報告の管理 (CTMS) をご覧ください。

サブミッション管理情報 (RIM)

サブミッション管理情報セクションタイプは、RIM Publishing を使用してライセンスを取得した RIM Submissions Archive Vault のサブミッション国ジョインオブジェクトでのみ使用できます。

ライフサイクル状態の詳細

新規セクションの設定時にライフサイクル状態を選択すると、異なる状態のレコードに応じて変更するページレイアウトが作成されます。このオプションは、ページレイアウトが有効なライフサイクルに関連付けられているオブジェクトに属する場合にのみ使用可能です。

セクションを編集するには

セクションの名前、ラベル、タイプを編集するには、セクションの右にある編集 (鉛筆) アイコンをクリックします。

セクションを削除するには

セクションを削除するには、セクションの右にある削除 (X) アイコンをクリックします。

セクションを移動するには

セクションを移動させるには、セクションヘッダーをクリックし、新たな位置にドラッグアンドドロップします。

VQL タイプ式を使用して関連オブジェクトおよびドキュメントセクションにフィルタを追加して、ユーザが選択するこれらのセクションに表示する特定のドキュメントを制限することができます。例えば、ユーザが固定状態でない関連ドキュメントを追加できないようにできます。

Vault は、ユーザがオブジェクトレコードの関連する関係オブジェクトセクションにアクセスする際に設定したすべてのフィルタを適用しますが、ユーザに読取り権限のあるフィールドのみを表示します。

オブジェクトレコードの関連する関係ドキュメントセクションにアクセスするには、ユーザはフィルタで使用されているすべてのフィールドの読取り権限を持っている必要があります。関連ドキュメントセクションで、ユーザがフィルタで使用されているすべてのフィールドの読取り権限を持っていない場合、ユーザに結果は表示されません。

ドキュメントおよびドキュメントセクションのフィルタは、VQL 機能を完全にサポートしていません。条件 VQL の使用に関する詳細は開発者ポータルを参照してください。

ユーザが作成したレコードがセクションに定義されたフィルタの範囲外の場合、ユーザは関連オブジェクトセクションに表示されないレコードを作成することになります。例えば、無効なレコードを表示するように関連オブジェクトセクションをフィルタリングした場合、そのセクションからユーザが作成した有効なレコードは関連リストに表示されません。

このような状況を避けるために、関連オブジェクトレコードセクションを設定する際には作成時に適用オプションを有効にします。このオプションは、VQL フィルタをフィールドデフォルトして新規作成されたレコードに適用します。例えば、無効なレコードを表示するように関連オブジェクトセクションがフィルタリングした場合、作成時に適用オプションは、この関連オブジェクトセクションで作成されたすべてのレコードのステータスフィールドを自動的に無効に設定します。

作成時に適用は、= 演算子がある条件 VQL 式に対してのみフィールドデフォルトを適用します。その他の演算子および式は無視されます。例えば、式status__v = 'inactive' AND name__v ! = 'CholeCap'ステータスがデフォルトで無効ですが、この条件を満たす値が 1 つ以上あるため、名前にデフォルト値を設定することはできません。

ユーザが作成したレコードがセクションに定義されたフィルタの範囲外の場合、ユーザは関連オブジェクトセクションに表示されないレコードを作成することになります。例えば、無効なレコードを表示するように関連オブジェクトセクションをフィルタリングした場合、そのセクションからユーザが作成した有効なレコードは関連リストに表示されません。このような状況を避けるために、関連オブジェクトレコードセクションを設定する際にはレコードの作成防止オプションを有効にします。このオプションはオブジェクト関係に応じて作成または追加ボタンを非表示にします。

オブジェクトフィールドを表示、非表示、移動する方法

デフォルトの詳細フォームセクションには、すべての必須オブジェクトフィールド、オブジェクトタイプフィールド、およびデフォルトリストとホバーカードに表示するよう設定されたフィールドが含まれます。

フィールドを追加したり、セクションからフィールドを削除したり、さらに別の詳細フォームセクションにフィールドを移動させたりすることができます。

また、既存の詳細フォームセクションを 1 行および 2 行レイアウトに変更することもできます。

アクションメニューで、ページレイアウトの設定をクリックします。

フィールドを表示するには、追加アイコンをクリックし、選択リストからフィールドを選択します。選択リストには、詳細セクションにまだ表示されていないすべての使用可能なオブジェクトフィールドが含まれます。

フィールドにスペースを追加するには、追加アイコンをクリックして選択リストからスペースを選択します。追加後に、フィールド間でスペーサーを移動させることができます。

フィールドを削除するには、フィールドパネルの右にある削除 (X) アイコンをクリックします。これにより、フィールドが追加フィールド選択リストに戻ります。オブジェクトフィールドのデフォルトが設定されている場合、またはシステム管理オブジェクトレコード名フィールドの場合は、必須フィールドを削除できます。

フィールドを移動させるには、フィールドパネルをクリックし、新たな位置にドラッグアンドドロップします。別の詳細パネルにフィールドを移動させることができます。

セクションの編集が終わったら、保存をクリックします。

関連ドキュメントに表示されるデフォルトの列には、ドキュメントの名前、番号、タイプ、サブタイプ、分類およびステータスが含まれます。

ドキュメントに設定されたどのフィールドに対しても列の表示/非表示が可能です。表示される列の順序を左から右方向に配列することもできます。

  1. アクションメニューで、ページレイアウトの設定をクリックします。
  2. 関連ドキュメントセクションで、列の編集をクリックします。
  3. 表示する列の選択ウィンドウで、表示可能なフィールドを選択します。
  4. 左から右方向に配列するには、選択済みフィールドをリストの上または下に移動させます。
  5. 完了をクリックします。

列の編集が終わったら、保存をクリックします。

表示されるデフォルト列はオブジェクトにより異なりますが、どのオブジェクトフィールドの列も、表示、非表示、再配置することができます。

  1. アクションメニューで、ページレイアウトの設定をクリックします。
  2. 関連オブジェクトセクションで、列の編集をクリックします。
  3. 表示する列の選択ウィンドウで、表示するフィールドを選択します。フィールドをダブルクリックするか、左/右矢印のボタンを選択して使用することで、列を追加することができます。
  4. 列を再配置するには、フィールドを選択して上下矢印のボタンを使用します。
  5. 完了をクリックします。
  6. 列の編集が終わったら、保存をクリックします。

注: お使いの RIM アプリケーション Vault が作成された時期によって、パッケージオブジェクトの関連オブジェクトであるパッケージ有効期限のセクションに名前列が 2 つ表示される場合があります。これにより、関係をパッケージオブジェクトに変更する際にサーバエラーが起こる可能性があります。この問題は、パッケージ有効期限セクションを削除して、ページレイアウトに再度追加するだけで解決します。

オブジェクトを設定するには、管理者: オブジェクト権限を付与するセキュリティプロファイルが必要です。