フラッシュレポートは、日、週、月単位でレポートをスケジュールし、そのレポートをメールで所有者編集者または閲覧者ロールを持つユーザに配布するオプションを提供します。Vault で最新のキャッシュ済みレポート結果に素早くアクセスできるリンクを送信します。レポートの再実行やレポートの実行日時は不要です。受信者が Vault にログインしなくてもレポートにアクセスできるように、レポートをメールに含めるようにフラッシュレポートを設定することもできます。また、フラッシュレポート受信者がキャッシュ済み結果を表示するために、レポートの下層オブジェクトレコードまたはドキュメントの表示権限は必要ありません。フラッシュレポートは Vault タイムゾーンを使用します。

フラッシュレポートのスケジューリング

フラッシュレポートのスケジューリングの際に、頻度、希望開始時刻、通知基本設定を決定することができます。スケジューリングアクションは、マトリックスレポートに使用できないメールのレポートを含め、プロンプト付きのレポートには使用できません。

フラッシュレポートをスケジューリングするには:

  1. レポートのアクションメニューでフラッシュレポートのスケジューリングを選択し、フラッシュレポートのスケジュールダイアログを開きます。
  2. レポートの実行選択リストからスケジューリングの頻度を選択します。
  3. 希望開始時刻の選択リストからスケジュールされた開始時間を選択します。フラッシュレポートは夏時間を考慮しないことにご注意ください。
  4. メールと Vault 通知の基本設定の選択リストから通知基本設定を選択します。少なくとも 1 つ以上のレコードが戻されたときにのみ送信するのオプションを選択すると、Vault は、レポートが少なくとも 1 つのレコードを返したときにのみ通知を送信します。
  5. 任意の作業: フラッシュレポートのメールにレポートのコピーを含める場合は、メールにレポートを含めるチェックボックス (以下で説明) を選択します。
  6. 任意の作業: メールでレポートグループを折り畳むチェックボックス (以下で説明) を選択解除します。
  7. 任意の作業: ユーザがフラッシュレポートをリフレッシュできないようにしたい場合は、フラッシュレポートのリフレッシュを許可するチェックボックスを選択解除します。
  8. OK をクリックします。

手動割り当てにより、メールでフラッシュレポートおよび関連通知を受信するユーザをフラッシュレポートに追加します。

フラッシュレポートのプレビュー

メールにレポートを含めるチェックボックスを選択すると、Vault はメール通知にフラッシュレポートの HTML コピーを含めます。これにより、メールから直接レポートを表示したり、Vault でレポートにアクセスしたりすることができます。

メールでレポートグループを折り畳む設定を有効化すると、メールで送信されるフラッシュレポートの HTML バージョンはレポートのグループレベルデータのみを表示します。ユーザは Vault にログインしなければ、グループを展開してすべてのレポート結果を表示することはできません。

フラッシュレポートの変更

フラッシュレポートのライフサイクル状態列をフラッシュレポートに設定して、標準レポートと区別できるようにします。レポートのアクションメニューからスケジュールを選択して、フラッシュレポートのスケジューリング詳細を変更したり、スケジューリングを解除したりすることができます。フラッシュレポートのスケジューリングを解除するには、フラッシュレポートのスケジュールダイアログでスケジューリング解除をクリックします。次のユーザのみがフラッシュレポートを変更または編集できます。

フラッシュレポートのリフレッシュ

この設定を有効にすると、レポートビューアのリフレッシュをクリックしたときに、最も正確な最新のデータが表示されます。フラッシュレポートをリフレッシュすると、Vault はレポートを作成したユーザとしてフラッシュレポートジョブを実行し、最終実行時間を更新します。フラッシュレポートのリフレッシュにより、すべてのユーザのレポートデータが更新されますが、関連付けられているメール通知は送信されません。有効化されている場合、ダッシュボードのリフレッシュをクリックしてもフラッシュレポートがリフレッシュされます。

フラッシュレポートを作成すると、レポートを保存した後でレポートビルダの実行をクリックできるようになります。これにより、フラッシュレポートジョブが実行されます。

フラッシュレポートジョブ

フラッシュレポートをスケジューリングする際に、Vault はジョブ定義ジョブステータスのページに自動的に新規ジョブを作成追加します。ジョブ定義のページから、必要な変更を行なったり、ジョブステータスを更新したりすることができます。ジョブ定義のページからフラッシュレポートのジョブタイプは作成できません。

フラッシュレポートをスケジューリングするには、オブジェクト: レポート: 編集およびダッシュボードおよびレポート: レポートのスケジューリング権限が必要です。そのレポートオブジェクトレコードの所有者ロールに割り当てられているユーザも、フラッシュレポートを編集できます。フラッシュレポートをスケジューリングしたユーザと、最初にレポートを作成したユーザの両方に、所有者ロールが割り当てられます。

制限

  • Vault あたりのフラッシュレポート数は 200 件までになります
  • Vault は、フラッシュレポートのメールを 3MB に制限します
  • フラッシュレポートは 2 時間後にタイムアウトします