管理者が Vault で多言語ドキュメント処理を有効にすると、すべてのドキュメントに標準ドキュメントフィールド言語が含まれます。ユーザが検索する際、Vault は、単語区切り、停止単語(例:英語では "a"、"the" などを無視する)、および語幹など、言語に特有の要素を組み込むことによりドキュメントの言語を考慮します。また、Vault はソースファイルからドキュメントの言語を自動的に特定して、新規ドキュメントの言語フィールドに自動入力しようとします。

ドキュメント処理については、サポート言語の一覧を参照してください。

ドキュメント言語について

多言語 Vault の各ドキュメントには、言語フィールドが含まれます。HTML や CSV 等のテキストベースのファイルや PDF ファイルの場合、Vault はドキュメント言語に基づき、インポート時に自動的に言語を割り当てようとします。割り当てられない場合は、Vault は現在のユーザ言語をドキュメントのデフォルトとして使用し、このフィールドの編集をユーザに許可します。デフォルトでは言語フィールドが必要ですが、管理者はこのフィールドをオプションに設定することができます。

場合によっては、Vault は言語を自動的に検出しません。

  • ドキュメントには、Microsoft Office™ ソースファイル (DOC、DOCX、PPT など) があります。
  • ソースファイルの文字数は 100 文字未満です。

ユーザは、フィルタパネルを使用して、ライブラリまたはドキュメントタブの結果をドキュメント言語ごとにフィルタリングすることができます。

CSV & TXT へのエクスポート

多言語ドキュメント処理が有効化されている場合、Vault 全体で CSV へのエクスポートではなく、TXT へのエクスポートまたはテキスト形式でのエクスポートがユーザに表示されます。Excel にマルチバイト文字を含むファイルを開いたり再保存したりする場合に破損することを防ぐため、Vault は TXT としてファイルをエクスポートします。