添付ファイルにより、Vault の完全なドキュメント管理機能のオーバーヘッドなしに、簡単にファイルをアップロードし、関連ファイルを既存ドキュメントまたはオブジェクトレコードと関連付けられます。

Vault のドキュメントとは異なり、添付ファイルにはドキュメントタイプ、フィールド、ライフサイクル、ワークフロー、注釈がありません。ドキュメントタブやレポートには表示されませんが、高度検索の使用時に検索に表示することができます。添付ファイルは Vault の他のファイルとほぼ同じですがが、本格的なドキュメントの機能や複雑さを持ちません。添付ファイルとしてどのタイプのファイルも追加できますが、Vault がビューアでの表示にレンダリングできるのは特定のファイル形式のみです。

ドキュメントの添付ファイル

Vault では、ドキュメント、コンテンツプレースホルダー、バインダーおよび CrossLink に添付ファイルを使用することができます。有効化すると添付書類セクションがドキュメント情報ページのフィールドパネルに表示されます。

バージョン固有の添付ファイル

バージョン固有のドキュメント関係機能に構築されたバージョン固有の添付ファイルを使用すると、特定のドキュメントバージョンに添付ファイルを関連付けることができます。この設定には以下があります:

  • ソースバージョン固有: 添付ファイルが特定のドキュメントバージョンに関連する
  • ターゲットバージョン固有: ドキュメントが添付ファイルの特定のバージョンに関連する

バージョン固有の添付ファイルと自動移行

Veeva サポートは、バージョン固有の添付ファイル関係が自動的に移行するように設定することができます。有効化されていると、ドキュメントのバージョニングにより、添付ファイルが新規ドキュメントバージョンに移行されます。添付ファイルをバージョニングすると、新規添付ファイルバージョンは現在のドキュメントバージョンにのみ割り当てられます。

添付書類バージョン履歴

お使いの Vault でバージョン固有の添付ファイルの関係タイプ両方が有効化されている場合、添付ファイルバージョン履歴ダイアログでフィルタリングして、表示しているドキュメントのバージョンまたは添付ファイルのすべてのバージョンの添付ファイルバージョンを表示することができます。ダイアログを開くには、ドキュメント情報ページの添付書類パネルの添付書類に進みます。添付ファイルのアクションメニューのバージョン履歴をクリックします。ダウンロードを含む、添付ファイルに実行するアクションはすべて監査証跡に表示されます。

すべての添付ファイルを表示するビューでは、添付ファイルバージョン履歴ダイアログで添付ファイルを削除することができません。

オブジェクトレコードの添付ファイル

オブジェクト添付書類は、特定のオブジェクトレコードに接続されたファイルです。例えば、関連するメールのコピーを製品レコードに添付できます。有効にすると、添付書類セクションがオブジェクトのレコード詳細ページに表示されます。

添付書類の制限

デフォルトで、ドキュメントやオブジェクトレコードは最大 50 件の添付ファイルを持つことができます。

添付書類としてアップロードするファイルには、ファイル拡張子を含めて 218 バイトを超えるファイル名を含めることはできません。1 文字が常に 1 バイトに等しいとは限らないことに注意してください。例えば、「菌」という文字は 3 バイトです。