バインダを編集するには、ドキュメントの編集権限が必要です。編集モードを開くには、バインダのヘッダー領域のバインダの編集をクリックします。編集モードはビューモードに似ていますが、ビューモードにはない構造およびコンテンツの変更を行なうことができます。ビューモードとは異なり、ドキュメント名はドキュメント情報ページにリンクされていません。

セクションを追加するには

バインダーでは、セクションを追加することで、バインダーのコンテンツを階層化して整理することができます。

アウトラインビューでセクションを追加する方法は二つあります。

  • バインダヘッダー領域から、追加…をクリックし、新規セクションを選択します。アウトラインに、新規トップレベルセクション行が表示されます。セクションを入力し、保存をクリックします。
  • いずれかのセクション行のアクションメニューから、兄弟セクションを選択します。アウトラインに、新規セクション行が表示されます。セクションを入力し、保存をクリックします。

コンパクトビューでセクションを追加するには:

  • バインダヘッダー領域から、追加…をクリックし、新規セクションを選択します。ダイアログでセクション番号 (オプション) とセクションを入力します。現在表示しているセクションの子として、Vault が新規セクションを作成します。

ドキュメントを追加するには

一つのドキュメントを同じセクションに二度入れることはできませんが、同じバインダ内の別々のセクションにドキュメントを入れることは可能です。また、複数のバインダに入れることもできます。バージョンバインディングを適用しない限り、バインダーのすべてのドキュメントリンクは、ドキュメントの最新バージョンを参照します。

すでに Vault にあるドキュメントをバインダに追加するには:

  1. バインダヘッダー領域から、追加…をクリックし、既存ドキュメントを選択します。
  2. ドキュメントの追加ウィンドウが開きます。このウィンドウには、ドキュメントの閲覧権限があるすべてのドキュメントが表示され、デフォルトフィルタが備わっている場合があります。これらのフィルタの変更、新規フィルタの追加、異なる標準ビューの選択、このウィンドウを使用した検索が行えます。
  3. パレットから、アイテムの左上をクリックしてバインダービューにドラッグすることで、ドキュメントを追加します。バインダーに表示されるオレンジの線は、Vault がドキュメントを追加する場所を示します。プラス (+) アイコンをクリックしてもドキュメントを追加することができます。
  4. 任意の作業: パレットでカーソルをクリックしてドラッグするか、クリックしたまま Ctrl キーを押して複数のドキュメントを選択します。複数のドキュメントを選択したら、1 つのドキュメントとおなじようにクリックしてドラッグします。

ドキュメントを作成するには

すでに存在するコンテンツをバインダに追加するだけではなく、新規ドキュメントやバインダを作成して自動的にバインダに追加することも可能です。バインダ内で新規コンテンツを作成すると、ドキュメントに応じてオブジェクトタイプドキュメントフィールドが自動的に入力されます。

新規ドキュメントの作成には複数のオプションがあります:

  • バインダー編集モードから、追加メニューを使用します。
  • バインダー編集モードから、特定のセクションのアクションメニューを使用します。
  • バインダービューまたは編集モードから、1 つ以上のファイルをコンピュータからバインダー構造にドラッグアンドドロップします。Internet Explorer™ を使用している場合、新しいバージョン (V10 移行) でのみ、ソースファイルの選択用にドラッグアンドドロップツールがサポートされています。

バインダー内でドキュメントを作成すると、Vault はドキュメントを自動的にバインダーに追加しますが、これは他のバインダーにも追加可能な標準ドキュメントであり、元のバインダーから削除しても残ります。

コンポーネントの順序を変更するには

コンパクトビューで、項目を新しい場所にドラッグすることによって、現在のセクション内でコンポーネントの順序を変更できます。セクション内に表示されるオレンジの線は、新しい場所を示します。コンポーネントのアクションメニューから移動を選択し、ダイアログ内で新しい場所を選択し、保存をクリックしても、コンポーネントを別のセクションに移動することができます。セクションを移動すると、Vault はすべてのサブセクションとリンク済みドキュメントも移動します。

アウトラインビューで、別の場所 (別のセクションを含む) にコンポーネントをドラッグすることによって移動することも可能です。セクションが展開されていない時にコンポーネントをセクションに入れるには、セクションがハイライトされるようにコンポーネントをセクションの上にドラッグし、ドロップします。コンポーネントを移動する際に表示されるオレンジの線は、新しい場所を示します。

ドキュメントをバージョニングするには

ドラッグアンドドロップ機能を使用して、新規ソースファイルを追加することでドキュメントを素早くバージョニングできます。バインダービューまたは編集モードから、コンピュータのファイル 1 つをバインダーの既存のドキュメントにドラッグアンドドロップします。Vault は、ファイルをドキュメントの新規ソースファイルとして設定し、マイナーバージョン番号を更新します。

ドキュメントまたはセクションを消去するには

バインダからドキュメントを消去しても、Vault から削除されるわけではありません。ただし、この操作は元に戻すことはできません。ドキュメントを再び追加するには、最初にバインダに追加した時と同じプロセスを行ってください。セクションを消去するとそのセクションは永久に削除され、サブセクションが削除され、子コンポーネントドキュメントが消去されます。

バインダでドキュメントを消去あるいはセクションを削除する方法は、いくつかあります。

  • コンパクトビューで、アクションメニューからバインダーから消去を選択します。
  • アウトラインビューで、アクションメニューからバインダーから消去を選択します。
  • いずれかのビューのドキュメントの追加パレットで、 アイコンをクリックします。

サムネイル画像を追加する方法

バインダをライブラリでより簡単に認識できるようにするため、バインダ内のファイルの画像を使用してバインダのサムネイルをカスタマイズすることができます。カスタムバインダサムネイルを使用するには、まず管理者がバインダーのドキュメントタイプにバインダーサムネイルを有効化する必要があります。有効化されると、Vault は、サムネイル画像としてバインダ階層の最初のドキュメントを選択します。また、サムネイル画像として使用するドキュメントをバインダ内から手動で選択することもできます。

バインダサムネイルとして特定のドキュメントを設定するには:

  1. バインダサムネイルに使用するドキュメントをバインダから探します。
  2. バインダビューでバインダの編集をクリックします。
  3. ドキュメント行のアクションメニューから、バインダサムネイルとして設定を選択します。

デフォルトのサムネイル (バインダの最初のドキュメント) に戻すには、バインダのアクションメニューでバインダサムネイルのリセットを選択します。

バインダーを編集する権限 (セクションの追加、ドキュメントの追加など) には、バインダーへのドキュメントの編集権限が必要です。バインダーへドキュメントを追加するには、これらのドキュメントにもドキュメントの表示権限を持っている必要があります。