Vault のログイン方法にはいくつかあります:

  • ユーザログイン: これは標準のログインです。初回ログイン時に、ユーザ名 (例: tibanez@veepharm.com) とパスワードを入力します。次回からのログインでは、Vault が前回ログインした際のユーザ名を覚えているため、ユーザはパスワードしか入力する必要がありません。複数の Vault アカウントを持っている、または別の Vault ユーザとコンピュータを共有している場合は、ユーザを切り替えるをクリックして別のユーザ名を入力することができます。
  • シングルサインオン (SSO): このプロセスでは、アプリケーションに別々にログインすることなく、複数の承認済みアプリケーションにアクセスすることができます。SSO により、組織は、Vault や他のアプリケーションで個別のユーザ認証情報を管理するのではなく、企業ユーザデータベース (アクティブ ディレクトリ等) に対してユーザ名やパスワードを認証できます。Vault アカウントが SSO を使用する場合は、Vault にアクセスしようとした際に、組織のアイデンティティプロバイダに自動的に転送されます。

ログインページにアクセスする

https://login.veevavault.com へ進むか、あるいは Vault の特定のページへのハイパーリンクまたはブックマークを開いて、ログインページにアクセスすることができます。例えば、メール通知には関連コンテンツへのリンクが含まれることがよくあります。アクティブなセッションがない場合には、ログインページ、あるいはアイデンティティプロバイダのログインページ (SSO を使用している場合) に転送されます。

マルチ Vault ドメインおよびクロスドメイン

単一のユーザアカウントで複数の Vault にアクセスできる場合、ログインすると、特定の Vault に直接またはマイ Vault ページに転送されます。

  • 特定の Vault を指すハイパーリンクからログインを開始すると、その Vault に直接進みます。
  • 汎用的なログインページ (例: https://login.veevavault.com現在のブラウザでログインしたことがない場合、または最後のセッション情報が利用できない場合は、デフォルトの Vault に進みます。
  • お客様固有のログインページ (例: https://veepharm.veevavault.com) からログインを開始すると、そのお客様の Vault に進みます。

Vault が設定モードにある場合や、アクセス権限がないなど、上記のように特定の Vault にログインできない場合は、デフォルトの Vault に進みます。

パスワードマネージャ

ユーザの中には、パスワードマネージャ (LastPass や KeePass など) またはブラウザ設定を使用して、多数のログインアカウントのログイン情報を生成、保存、および入力する人もいるでしょう。セキュリティポリシーで許可される場合は、パスワードマネージャによって、Vault ログイン画面にパスワードが自動入力されます。管理者は、Vault ログイン画面のパスワードフィールドにブラウザおよびパスワードマネージャが保存・自動入力しないようにすることができます。

LastPass の設定

Vault ログイン情報の保存と管理に LastPass はサポートされていますが、LastPass の自動入力機能は、複数のユーザアカウントで Vault にアクセスするユーザには対応していません。このような状況で LastPass を使用するには、自動入力機能を無効化する必要があります。

LastPass を開き、設定されている各 Vault のサイトを探します。編集をクリックし、詳細設定自動入力の無効化設定にチェックを入れます。詳しくは、LastPass ヘルプ

ログインエラー

Vault にログインできない場合は、詳細が記載されたエラーメッセージをご確認ください。

二要素および多要素認証

Vault は、基本的なセキュリティポリシーを持つアカウント、例えば、ユーザ名とパスワードを使用して Vault に対して直接認証するアカウントの二要素認証または多要素認証をサポートしていません。シングルサインオンアカウントの場合、ユーザは ID プロバイダシステムを介して二要素認証と多要素認証を設定できます。