ドキュメントのライフサイクル全体の中で、数多くの変更が生じる可能性があります。Vault では、二つのバージョンのドキュメントを比較し、その変更点を確認できます。両方のバージョンにコンテンツの表示ドキュメントの表示権限を有している必要があります。

ドキュメントを比較するには

ドキュメントのバージョンが 1 つ以上である場合、バージョン履歴パネルはドキュメント情報ページに表示されます。現在のバージョンと過去のバージョンを比較するには、過去のバージョンのアクションメニューを開いてバージョンの比較を選択します。

バージョン履歴ダイアログからもこのオプションにアクセスすることができます。

比較モード

二つのバージョンを比較する際、Vault はドキュメントを比較モードで開きます。このモードでは、挿入されたテキストが紫でハイライトされ、削除されたテキストはメモでマークされます。

前のページに戻るリンクで、比較モードを閉じることができます。

制限

ドキュメント比較にはいくつかの制限があります。

  • Vault は、画像、フォーマット、ページ追加/削除またはその他の構造的変更ではなく、テキストに対する変更のみを検知します。
  • Vault は、「検索可能」ではないテキスト (画像ファイル内のテキストなど) の変更は検知できません。
  • ドキュメントの大部分が変更された場合、あるいはドキュメントの構造が変更された場合には、変更部分が多すぎてドキュメントを比較しても意味がない場合もあり得ます。
  • Vault によってバージョン間に 5000 件以上の明らかな変更が検知されると、変更事項は一切表示されません。
  • Vault は、ドキュメントの最後から削除されたテキストにはメモを追加しません。ドキュメントの最後から削除されたコンテンツを表示するには、削除されたテキストが残っている前のバージョンと、テキストが削除された新しいバージョンとを比較する必要があります。不足しているテキストが追加とみなされ、紫色でハイライト表示されます。
  • 稀に Vault は、存在しない余分なスペースを検出します。この場合、変更されていないテキストが変更されたものとしてハイライト表示されます。