クロスドキュメントリンク機能を使うと、PDF ドキュメントに埋め込まれた相対パスリンクを使用してバインダー内の他のドキュメントの表示や移動を行うことができます。Vault は、ミニブラウザのレビューウィンドウサポートされるリンクを開きます。これは、ユーザが新規リンクをクリックするたびにリフレッシュされるコンテンツです。

バインダーにアップロードする前に、ソースドキュメントで関連パス埋め込みリンクとブックマークを作成する必要があります。通常、以下の手順で行います。

  1. バインダー名を表すメインフォルダーおよびバインダーセクションを表すサブフォルダーを使用して、ローカルファイルシステムのバインダー構造を複製します。
  2. ドキュメントが、ローカルファイルシステムおよびバインダーと同じ階層構造にあることを確認します。
  3. PDF エディタを使用してドキュメントに関連パスリンクを作成します。
  4. ファイルをバインダーにアップロードします。適切なアクセス権限を持つユーザは、ソースドキュメントで作成した埋め込みリンクを使用して、同じバインダーのターゲットドキュメントに進むことができるようになりました。

対象のドキュメントがバインダー構造の定義された場所にない場合、Vault は「ドキュメントは見つかりませんでした」のメッセージを表示します。

制限

  • バインダー以外からアクセスする際、クロスドキュメントリンクは使用できません。
  • バインダーの構造を変更した場合、クロスドキュメントリンクは自動更新されません。バインダーの構造を変更した場合、新しい関連パスの宛先を指すリンクも更新する必要があります。
  • クロスドキュメントリンクは固有のセクション名を指している必要があります。同じ名前を持つ複数のターゲット宛先がある場合、Vault は正しいセクションまたはドキュメントに進めない場合があります。
  • クロスドキュメントリンクがドキュメントで無効なブックマークを指している場合、Vault はドキュメントの上部に進みます。
  • Vault は、バインダーの入れ子状のバインダーはサポートしていません。
  • 200 文字以上のセクション名を指すリンクは失敗します。
  • Vault は、相互ドキュメントブックマークのリンクのコピーはサポートしていません。

バインダーを編集するには、バインダーでドキュメントの編集権限が必要です。バインダーへドキュメントを追加するには、これらのドキュメントにもドキュメントの表示権限を持っている必要があります。