ドキュメントにリーガルホールドを適用する方法には 4 通りあります。

  • ユーザは、リーガルホールドを単一ドキュメントに適用します。
  • ユーザは、一括アクションを使用してリーガルホールドを多くのドキュメントに適用します。
  • 管理者は、リーガルホールドオブジェクトレコードの範囲と一致するフィールド値で、リーガルホールドをすべてのドキュメントに「ユニバーサル」アプライします。
  • Vault は、リーガルホールドが承認済み状態に入った後で、リーガルホールドの範囲に「入る」すべてのドキュメントに保持を適用します。これは、ユーザが範囲と一致する新しいドキュメントを作成するとき、またはドキュメントのフィールド値を編集しから削除されない場合に起こります。

リーガルホールドは、ドキュメント移行モードで作成または更新されたドキュメントには適用されません。リーガルユーザまたは管理者は、ドキュメントが作成または更新された後にリーガルホールドオブジェクトレコードを再評価する必要があります。

ドキュメントにリーガルホールドを適用したら、ドキュメント情報ページとそのドキュメントのホバーカードにハンマーアイコンが表示されます。

特定のドキュメントにリーガルホールドを適用するには:

  1. ドキュメントを開きます。
  2. アクションメニューからリーガルホールドの適用を選択します。
  3. 承認済み状態のリーガルホールドレコードの選択リストからリーガルホールドを適用するように選択します。
  4. 続行をクリックします。これでドキュメントがリーガルホールドの対象になります。

特定のドキュメントからリーガルホールドを削除するには:

  1. ドキュメントを開きます。
  2. アクションメニューからリーガルホールドの編集を選択します。リーガルホールドの編集ダイアログで、リーガルホールドの横の X をクリックしてドキュメントへのリンクを削除します。
  3. OK をクリックします。
  4. これでドキュメントは特定のリーガルホールドの対象ではなくなり、別のリーガルホールドの対象になっている場合には、ユーザは削除することができます。

ドキュメントに適用されるリーガルホールドを変更するには:

  1. ドキュメントを開きます。
  2. アクションメニューからリーガルホールドの編集を選択します。
  3. Vault は、ドキュメントに適用されるすべての承認済みリーガルホールドを表示します。必要に応じて、リストのリーガルホールドを追加・削除します。
  4. OK をクリックします。

バインダーは、他のドキュメントと同様にリーガルホールドの対象です。バインダーがリーガルホールドの対象になると、ユーザは削除することができなくなりますが、そのドキュメントフィールドまたは構造を変更し、またドキュメントを追加/削除することはできます。

バインダーをリーガルホールドの対象にしても、すべてのコンポーネントドキュメントがリーガルホールドの対象になるわけではありません。

「ユニバーサル」アプライアクションを使用するには:

  1. リーガルホールドオブジェクトレコードに進みます。
  2. アクションメニューからリーガルホールドの適用を選択します。
  3. 続行をクリックします。
  4. このアクションは非同期であるため、ジョブが終了すると通知およびメールが送られます。ジョブが終了すると、範囲内のすべてのドキュメントがリーガルホールドの対象になります。

一括アクションを使用することで、リーガルホールドを適用または削除することができます。

タイプ権限ラベル制御
セキュリティプロファイルオブジェクト: リーガルホールドリーガルホールドオブジェクトのレコードを読み取り、作成、編集、および削除する権限。
セキュリティプロファイルアプリケーション: リーガルホールド: 適用リーガルホールドの適用権限。
セキュリティプロファイルアプリケーション: リーガルホールド: 削除リーガルホールドの削除権限。
ドキュメントロールドキュメントの表示ドキュメントを表示する権限。ドキュメントのリーガルホールドを適用または削除するには、この権限を持っている必要があります。