CrossLinks (CrossLink ドキュメント) を使うと、Vault のコンテンツを同じドメインの別の Vault で使用することができます。Vault の CrossLink ドキュメントは、異なるフィールド、ライフサイクルおよびワークフローの別の「ソース」Vault の「ソース」ドキュメントから表示可能なレンディションを使用します。ソースドキュメントのコンテンツが更新されるか、新しいバージョンが作成されると、Vault で CrossLink が自動的に更新されます。
CrossLinks は、制御された形でシームレスなクロス Vault ビジネスプロセスをサポートするため、ユーザは特定のビジネスコンテキスト内のコンテンツとやり取りすることができ、コンテンツが組織の他の場所でどのように使用されているかを知っておく必要はありません。
CrossLink は、コンテンツが別の Vault に必要とされた際に管理されないドキュメントのコピーが使用されることをなくすことで、Vault のコンテンツに関する信頼できる唯一の根拠を提供します。
重要コンセプト
- ソースドキュメント: 別の Vault (ソース Vault) に存在するオリジナルドキュメント。ソースドキュメントの表示可能なレンディションは、Vault で CrossLink を作成するために使用されます (CrossLink Vault)。
- CrossLink:別の Vault 上のソースドキュメントの表示可能なレンディションを使用する Vault 上のドキュメント。CrossLinks は、ソースドキュメントのフィールドのサブセットを継承しますが、ソースドキュメントとは別に、独自のドキュメントタイプ、ライフサイクルおよびワークフローを有します。
- ソース Vault: ソースドキュメントが存在する場所。ソース Vault は、CrossLink Vault と同じドメインにある必要があります。CrossLink で CrossLink ドキュメントを作成するには、ソース Vault へのアクセス権が必要です。
- CrossLink Vault: CrossLink が存在し、ソースドキュメントが使用される場所。
- ソースバインディングルール: CrossLink は、ソースドキュメントの固有バージョンに静的にバインドするか、ソースドキュメントの最新バージョンまたは最新固定状態バージョンに動的にバインドします。ソースドキュメントが変更されると、CrossLink が自動的に更新されます。
ソースドキュメント詳細
CrossLink Vault では、CrossLink ドキュメントフィールドのソースドキュメント詳細セクションに、CrossLink にバインドされているソースドキュメントの情報が表示されます。CrossLink はソースドキュメントに 1 対 1 でしかバインドできません。
- ソース Vault 名
- ソースドキュメント名
- ソースドキュメント番号
- ソースバインディングルール: 適用されているバインディングルール (編集可能)
- バインドされているソースバージョン: CrossLink にバインドされているソースドキュメントの現在のバージョン
- ソースの最新バージョン: 使用可能なソースドキュメントの最新バージョン
- ソースドキュメント所有者
- ソースリンク: ソースドキュメントを表示します
- リンクステータス: ソースリンクが有効/無効です
ソースドキュメントの CrossLink 詳細
ソース Vault では、ソースドキュメントフィールドの関連 CrossLink に、ソースドキュメントにバインドされている CrossLink の情報が表示されます。ソースドキュメントは CrossLink に 1 対 1 でしかバインドできません。
- CrossLink slug: クリックして CrossLink を表示。
- CrossLink ドキュメント番号
- CrossLink Vault 名
- CrossLink バインディングルール